大勝軒 東池袋  (閉店)

住所:豊島区東池袋4−28−3 
    有楽町線東池袋駅徒歩3分

営業時間:11:00〜15:00  水曜定休

系統:丸長系

メニュー:中華そば    630円
      特製もりそば   650円

   
  

13/11/22  (6/10)  特製もりそば

行列の長さでは日本一ではないかと思われる店。また、既にラーメンのもう一つの柱として成長した「つけ麺」を最初(昭和30年)に考案したのがここの店主山岸氏である。今回はその歴史的なつけ麺である特製もりそばを注文した。結構多めの麺はラーメンの麺と言うよりはむしろ細いうどんのようなグニュグニュした食感で、出される直前に冷水で洗われることでグニュグニュさが多少締まる。スープは魚介風味漂う茶色く濁ったもので実際に麺を付けて食べてみると、出汁以上に酢がかなり効いており素材の特性を損ねている印象が強い。最初はそれなりに美味しく食べていたものの、後半はスープの温度が極端に下がり食べつづけるのが辛くなった。具はチャーシュー×3、なると、ゆで卵、海苔、メンマ。チャーシューは肩ロースでものすごく辛い味付けでやや硬い。海苔は2cm四方のミニサイズ。ただこの店に関しては単純に「美味い」「不味い」といったものさしで測る事の出来ない、店の伝統や店主の人柄といった部分に惹かれる魅力が有るのではないかと思う。そこに引かれた人たちが日々行列を作っているのではないか。食べている最中いきなり店主の写真を撮る人がいると思ったら週間賃貸の取材だった。つけめんは普段食べつけないないので、次回は普通のラーメンを注文してみたい。店を出たらなんと50メートル近い行列が・・・。

←17/7/29撮影。

 

17/8/21  (8/10)  中華そば

試験で池袋。前回は特製もりそばだったので今回は中華そば。既に山岸氏は店に出ていないようで、弟子が作っていた。鯖が効いたスープは爽やか。大量に麺を茹でた茹で汁も幾分投入されているのでややネバッとした飲み口。麺は念入りに茹でられていたが出てきた時は絶妙の柔らかさに仕上がっている。

東池袋一帯の再開発は着実にこの店にも迫ってきており、現に店の向かいはフェンスが立てられ高層ビルが建築中である。歴史有るこの店もいつまでこのまま存在できるか・・・。一日でも長く営業できることを願っている。