一条流がんこ総本家分家四谷荒木町 (旧:一条流がんこラーメン総本家)

住所:東京都新宿区舟町4-1メゾンド四谷106 

場所:地下鉄丸ノ内線四谷三丁目駅下車。
    
新宿通りのみずほ銀行手前路地を北に100メートル

営業時間:9:00〜売切れ仕舞い 不定休

旧営業時間:11:30〜21:00 土日祝12:00〜17:00 
       月曜定休

系統:がんこ一条流がんこ総本家(旧店舗

メニュー:牛骨正油ラーメン(こってり/あっさり)  780円
      牛骨スープの塩(土曜)            780円  
      悪魔ラーメン(日曜) 

  

23/8/15  (7/10)  浦島太郎ラーメン

一条流がんこラーメン家元の一条氏がラーメン作りを初めて35周年ということで、8/13〜8/15は一杯1500円の特別ラーメンを出すとのことで行ってみた。ちなみに、8/13は「ウニの伊勢参り悪魔ラーメン:生雲丹を5キロのスープと、オーストラリア伊勢エビ10キロスープの、ダブルスープ悪魔!」、8/14は「ヒトデなしラーメン:ヒトデスープ塩ラーメン! 」、そして本日8/15は「浦島太郎ラーメン:海亀の刺身用赤身肉の、ミディアムソテーのせ、オーストラリア伊勢エビスープ、醤油ラーメン」。15時頃の到着ですぐに席に着くことが出来た。ちなみにウミガメは具にのみ使用し、出汁は伊勢海老を使っているとのこと。一口飲むと相変わらずのしょっぱさ!!その下に確かに伊勢海老というか甲殻類特有の甘こうばしさが潜んでいる。麺は黄色いややウェーブしたかための茹で加減。ただ、以前の麺に比べて縮れと張りが弱まったかな?具はチャーシュー×2、ウミガメ肉×3、海苔、メンマ、ネギ。チャーシューは円形の巻きバラで、箸で持ち上げるとほぐれてしまうほど柔らかい。ウミガメ肉はアオウミガメで、手で握ったほどの大きさで、表面はややザラついた食感でサクサクと千切れる。また、ウミガメ自体には味付をしていないとのこと。これと言ってウミガメ特有の味や食感が有るわけではないが、希少性の高いウミガメ肉を、ラーメンの具として食べられた事は良い経験になった。出来れば昨日のヒトデも食べてみたかったなぁ・・・。

 

R3/8/7  −2  (8/10)  スペシャル 焦がしネギ 青唐

今月の10年ぶりシリーズ。本日は土曜のスペシャルで、貝柱2kg使用したラーメン。価格は1400円。9時開店の8分ほど前に到着するとすでに店の通路一巡の列ができ、階段に並ぶ。ほどなく開店すると席数は少ないものの、回転が良く45分程度で入店。レギュラーメニューの上品もあるが、折角なのでスペシャルにサービス品の焦がしネギ、青唐を付けて注文。「今日は何にしますか?」の問いに対して、やはり予習が必要だが、「初めて来た」と告げれば丁寧に説明してくれる。茶濁したスープに悪魔肉、味玉が乗ったラーメンでボリューム満点。認識に間違いが無ければ、スープはタレを使わず素材を煮詰めることで塩味をだしているのだが、飲むとかなりの塩分を感じる。タレではなく、スープに塩を投入しているのでは?と思うほど。最近酒粕も使っているようで、最初は特有の甘味が印象的だが、次第に塩味が強くなる。ドロッとしたの口で、ベースは貝柱以外にも節系の旨味を感じる。何しろ濃密に出汁が出ていて寧ろ貝柱の旨味が潜んでしまっているような印象。スープの中にも貝柱のガラが入っているのを発見。麺はがんこ仕様の黄色い低加水ストレート。かための茹で加減で張りがある。標準で200gとのことでボリュームたっぷり。具はチャーシュー、悪魔肉、味玉、メンマ、海苔、そしてサービス品の焦がしネギと青唐。チャーシューは肩かな?厚切りで大きい物だが箸でつかもうとすると崩れてしまうほどホロホロ。悪魔肉は濃い味に煮込まれたバラ肉でしょっぱく量も多い。味玉はしっかり茹でられたもので中まで味が染み込んでいる。焦がしネギは長いものでサクッと揚がっている。青唐は本来辛いのだが、スープ自体が塩分濃度高めで、その辛さが潜んでしまっている感がある。でもやはりピリッと辛い。これは上品の塩との組み合わせのほうが合いそう。レギュラー品も食べに行かなければ。

 

R4/8/17 −3  (9/10)  上品塩 焦がしネギ

1年前に訪問した際、「レギュラー品も食べなければ」と思い、1年後にようやく再訪。4月に家元が引退されたが、それでも開店40分ほど前には15人程度並んでいて相変わらずの人気店。9時開店だが、比較的回転が早く9:30頃には入店できた。券売機も新たに設置されていて13番目に来たら購入する仕組み。今日は基本ラーメンは1100円の物のみ。1100円と焦がしネギの券を購入。予定通り食券を渡す際に上品塩で注文。ほとんどの客は100を頼んでいる印象。出てきたラーメンは黄金色に透き通ったスープに具が沢山のる。スープは最初味薄目?と思ったが、二口目からグッと塩が直接的に広がるとともに、魚の節や乾物がビシビシッと広がる。かつて都電早稲田駅前で食べた時の感覚を思い起こさせる味でとても美味い。塩は変に甘みもなくしょっぱさがストレートに効く。麺は中細ウェーブかための茹で加減でしょっぱいスープと合う。具はチャーシュー×5、味玉、海苔、焦がしネギ。チャーシューはレギュラーと思われる大ぶりの肩チャーシューと、1cm程度の厚さのバラチャーシューが4、肩はシットリホロホロ。バラはほんのり甘辛の味付け。味玉はかた茹ででこちらもほんのりとした味付け。焦がしネギは変な例えだが、日焼けした人の皮膚がきれいに剥けた時のような薄さ。サクサクした食感で上品スープと合う。これはうまい。また来よう。

 

R5/8/31  −4  (7/10)  夜のイカ煮干しチソウ

がんこ@四谷の毎週木曜は後藤店長に代わり小池氏がオリジナルラーメンを作っているが、それが評判良さそうなので本日までに取得しなければならない有給を使い訪問。10時過ぎの訪問で店内丁度満席。いつも5月の連休や夏休みの訪問で大行列ができていたのでそのイメージだったが、並びが無いことに驚いた。本日のオリジナルメニューは「夜のイカ煮干しチソウ」と「上品+チソウ中華」前回は上品だったので今回は100をベースとした前者を注文。出てきたラーメンは茶濁スープに悪魔肉が乗る。スープを飲むとイカ煮干を煮詰めているので旨味の出方は凄い。しかしベースにあるのは甘み。100なのでタレは使っていないと思うが、飲み続けるとどんどんしょっぱさが増す。ただ、濃厚に煮詰めたスープは飲むのがキツイ。また飲み終えるとタラコを食べたような?生臭さが残る。それほど濃厚なスープ。個人的にはキレがあり複雑な旨味の積み重なった上品の方が好みかな。純正100も食べてみないとな。麺はいつもの黄色いチリチリしたかための茹で加減。具は悪魔肉×4、通常のチャーシュー×1、メンマ、海苔、ネギ。悪魔肉は横長のバラで味が染み込んだもの。生姜焼きで使うような厚みのあるもの。通常のチャーシューはホロホロ。

 

 R7/5/1  −5  (8/10)  A5和牛ラーメン

店主後藤氏が、がんこ四谷を家元から引き継いで3年、および誕生日ということで「A5和牛ラーメン(塩)2500円」のみ。2500円は今まで食べたラーメンの中で一番高価(^^ 牛骨の上品で使用する牛はA5ランクの近江牛。開店10分ほど前の到着で、階段を登り二階踊り場の手前まで並んでいる。9:30で階段中ほど、10:05で食券器で購入、10:20過ぎに入店できた。回転は良い。出てきたラーメンは豪華に牛肉が多数乗る。上品をベースに牛骨、もしかしたら牛肉からも出汁を取っているのかな?いつもの「緻密な味を積み重ねて旨味を最大限に持っていく」というよりは、牛で全体を丸くしているという感じ。タレはシャープないつもながらの味。麺はいつもの細ストレートで麺量大目。気持ち柔らかめかな?具は豪華。牛肉だけで天使肉、牛タン、シャトーブリアン。天使肉は横長のバラ肉。牛タンは片側をローストし、片側は切れ目が入れられているもの。ロースト側はややかたいが、反対側は柔らか。そしてシャトーブリアン。茹でられたもので食感を残しつつとろけるような柔らかさ。どれも味付けは(ほぼ)していない牛の美味さを前面に出したもので、上品な甘みが広がる。その他海苔、メンマ。これだけ豪勢なラーメンは初めてで美味かった。次はレギュラーの100を食べよう。