支那そばや (閉店)
住所:横浜市港北区新横浜2−14−21
JR新幹線、横浜線、市営地下鉄線
新横浜駅下車。約5分。
営業時間:11:00〜23:00
メニュー:
醤油らぁ麺 850円
限定塩らぁ麺 1000円
ミニラーメン 550円
12/7/28 (8/10)
頑固おやじ(佐野実氏)が素材にこだわって作る店。これからはしごするのでミニラーメンを注文。麺は日本産のスーパーハルユタカの小麦粉とイタリア産のデュラム粉を使用し、腰がありツルツルしている。スープは様々なだしが使われているが、やや魚介系のだしが強い気がした。シナチクは太くて噛み応えがある。この一杯の中にものすごいこだわりが見える。とても美味いが、以前の塩の方が私の好みであった。藤沢時代は佐野氏がラーメン作り集中のため、客の携帯電話、香水、私語厳禁の店であったが、ラー博に移ってからはBGMがかかるようになった。この変化はいったい・・・。
12/11/11 (8/10)
黒小麦麺を注文しようとしたのだが、黒小麦麺のミニラーメンがないので、普通の絹腰和伊麺の「ミニラーメン」注文。ミニラーメン、量が少ないなー。あっという間に食べてしまった。この店藤沢時代は、一つひとつ丁寧に作っていたため、営業時間も限られていたが、現在のように大量生産になって味は落ちていないのか疑問である。同行のA氏によれば「普通のラーメンにベーコンを入れただけじゃないの?」と辛口発言。あまりお気に召さなかったのか?また海老が嫌いなK氏は、食後スープの出汁に海老が入っていた事を知りショックを受けていた。ラー博の1階に佐野氏がコーディネートした「黒小麦餃子」を販売するスペースができ、さらにその奥に佐野氏が実際に製麺作業をデモンストレーションしている現場をガラス張りにして一般客にも見学できるようにしている。見学者が多いと佐野氏の集中力が落ちてしまうのでは?と心配になる。帰りに「黒小麦餃子」を食べてみたらタレが甘かったりであまり美味いとは思わなかった。
13/1/23 (9/10)
本日2店目は支那そばやの「黒小麦麺」。以前から食べようと思っていたが、黒小麦麺のミニラーメンが無いために食べずにいたが、今日は意を決し挑戦。黒小麦麺とは、麦の野生種である「黒小麦」から麺を作ったもので、風味が楽しめるとのこと。スープの色は一見すると少し黒く見えるが、従来のスープがベースになっているようで、若干アレンジが加えられているようだ。麺は日本蕎麦を彷彿させる縮れ麺。これは美味い。芳ばしい風味を感じられる。具は赤、緑の海草?が入っており、彩りを加えている。気になったのがシナチクのようなタケノコ。味はシナチクなんだけどなぁ。
14/9/6 (9/10) 石臼挽き麺
一杯1200円のラーメン!その名の通り石臼で挽いた麺であるが、確かに美味い!細麺でこれだけの弾力、腰を持ち合わせたのは今まで食べたことが無い。とにかく口に入れた時の存在感が凄い。黄金色に透き通ったスープは塩がベースで丸鶏、メヌケを使用した切れのある味。しかし麺が凄かったのを考えるとスープはちょっと期待外れ。金時草なるものは始めて食べたが、ヌルっとした食感で体には良さそう。
16/1/16 (9.5/10) 限定しおらぁめん
久しぶりのラ博。昨日開店した春木屋が目当てであるが、その前に支那そばやの限定しおらぁめん。一杯1000円の代物。スープを一口飲むとおもわず「おっ」と声が出てしまいそうな見事な味。最初の強烈なインパクトは無いが、鶏が主体となりながらもそれぞれの出汁が見事に一体化して一つの「新たな」味を作り出している。タレの塩は本当に出汁を引き立てるために使われており、角がなく透き通った味わい。麺は細ストレートで腰が強く、ツルツルと喉越しが良い。特有の弾力は細い麺でありながら太く感じさせる。具は鶏ハム、いたどり、ネギ、焦がしネギ、わかめ。鶏ハムはソーセージのような弾力。2本入っているいたどりはやや甘めの味付け。最近焦がしネギが流行っているが、やはり支那そばやの焦がしネギの味付けはセンスがある。これは1000円払ってもまた食べたい。
16/3/4 (9/10) 限定塩らぁ麺
先日食べた限定塩らぁ麺の味が忘れられずまた来てしまった。今日は鶏の主張が強かった為この前のようなバランスが崩れていた。刻みネギも多めでスープの風味を邪魔していたと思う。しかしながらこれ程の塩ラーメンは滅多に無い見事な味。
16/10/15 (9/10) 醤油らぁ麺+マロー
9/14から従来の「絹腰和伊麺」に代わり登場した「醤油らぁ麺」 結構評判が良いのでマローもセットで頼んでみた。見た目は普通のラーメンだが飲んでみると、幾重にも重なる素材の旨みが厚みのある一つの味を作り出している。今までの絹腰和伊麺より重厚な味になっており、こちらの方が好み。麺は相変わらず細ストレートで、一本が長いもの。表面がややヌルッとした感じるが、喉越し抜群、細麺にしてこれ程の弾力を持ち合わすとは素晴らしい。具はチャーシュー、ネギ、海苔、メンマ。さて、禁断のエキス「マロー(写真右)」をスープに溶かしてみる。マローとは烏骨鶏の骨髄から僅かしか採れないものらしい。量としては小指の先ほど。これで300円 !入れてみるとスープにマイルドな甘いコクが広がる。
20/5/24 (8/10) ミニラーメン
上澄みの油がスープとの不調和を感じたが、飲み進めるうちにそれは消え、折目正しい端正なスープの味が楽しめる。麺の滑らかさは秀逸。ただここの店は塩の方がこのみなんだよなぁ。
23/1/21 (9/10) 焦がしGyu塩らぁ麺
12月から始まった限定メニュー。国産牛の脂を焦がした香味油を使ったという一杯。一口飲んだときの味わいは、支那そはやの塩だが、それにプラスして香ばしい風味が漂う。これが焦がし脂の効用か。麺は以前戸塚の本店で食べたような少し斑で茶色がかったややザラッとした食感のもの。従来のようにしなやかながら強靭なコシを持ったものとは異なるが美味い。具はチャーシュー×2、メンマ、刻みタマネギ、青菜。チャーシューは予め胡椒が降ってあるものでしっとりとした食感。メンマは穂先。刻み玉ねぎは切りたてのようで、シャキシャキした食感とスープの相性が抜群。実に美味かった。
23/12/9 (7/10) 佐野実の横浜サンマーメン
横浜出身の佐野氏がサンマーメンを作ったと新聞などにも掲載されていたので行ってみた。支那そばやらしい上品な盛り付けで、見た目から今まで食べたサンマーメンとは異なるのがすぐわかる。サンマーメンの基本の餡は、高級品である本葛とジャガイモで作ったとのことで、トロミがまろやかで、まんべんなくスープにトロミを持たせている。飲むとスッと胃の中に収まる。ただ支那そばや特有の出汁の絶妙さ等は感じにくくなってしまっているのが残念なところ。麺は細ストレートの滑らかでしなやか、そしてコシのあるいつもの支那そばやの麺。たいていのサンマーメンの店は太麺を使って、スープの強さに負けないような存在感のあるものを使っているが、こちらは細麺でありながらスープのトロミに負けていないのはさすが。具の餡かけの中身は、モヤシ、鶉のピータン、クコの実、豚駒、タケノコ、シイタケ。特にモヤシは豆モヤシで、サクサクした歯応えのあるもの。鶉のピータンは初めて食べたが、玉子独特の味は消え去り、ゼリーのようなプリプリした食感。
元/11/19 (9/10) 美瑛産小麦の塩らぁ麺
長年ラ博に出店していた支那そばやが12月1日に卒業との事で、夕飯で食べに行ってみた。ここ最近は、卒業ラーメンとして、北海道美瑛の春よ恋を使用したという「美瑛産小麦の塩らぁ麺」を出しているので、そちらを選択。出てきたラーメンはスープに麺、ネギが浮いただけの素ラーメン。スープは黄金色に光り、飲むとクリアな鶏を主体に生姜、魚介、野菜を効かせたシャープな味わい。今までの支那そばやだと、お互い主張しすぎず絶妙なバランスで出汁を取り、全体として一つの美味い味を作り出していたが、こちらは鶏を柱に、補助的に色々な出汁を加えた印象を持つ。麺は細ストレート。美瑛の春よ恋を使った麺で、全粒粉入り。最近の支那そばやは絹のような柔らかさを持ちつつ弾力・コシを持った麺を出していたが、こちらは芯を残しつつ滑らかな啜り心地に変えた麺。具はネギのみ。これでラ博で食べる支那そばやは最後になると思う。すべての限定メニューを食べたわけではないが、個人的には平成16年に食べた限定しおらぁめんが一番うまかったな。